- 2012年05月10日(木)
「シレンとラギ」関連DVD・豪華キャスト関連作(2)
[カテゴリー]:劇団☆新感線
★7/5(木)〜8/5(日)の期間限定で舞台版「シレンとラギ」パンフレットを販売中!
※舞台版「シレンとラギ」パンフレット販売終了いたしました。こんにちは、イーオシバイスタッフの糸永です。
劇団☆新感線の新作舞台「シレンとラギ」関連DVD紹介のPART5をお届けします。
「シレンとラギ」も、大阪上演がいよいよラストスパート!
そして5月24日からは東京公演が始まり、ますます盛り上がることでしょう!
イーオシバイでも関連DVDをどんどん紹介して行きたいと思います!
というわけで、今回も引き続き「シレンとラギ」に出演される
超豪華なキャストの方々に関連するDVDをご紹介!
ちなみに、前回のPART4では、藤原竜也さん・永作博美さんの関連作をご紹介しましたが、
今回は「シレンとラギ」で二国の王を演じられている高橋克実さん・三宅弘城さんの
関連作をご紹介します。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◎高橋克実さん関連DVD |
TVドラマやバラエティなどで高橋さんをご存知の方も多いと思いますが、
実は早くから舞台でご活躍されている方です。
優しげな眼差しと、見栄えのするスタイル、柔らかな語り口調、
そしてコミカルな演技で人気の高橋さんですが、
「シレンとラギ」では、かなり迫力のある役を演じられます。これがカッコイイんです!
新たな魅力を発見した気持ちです。
その高橋さんの出演作としてご紹介する作品はコチラ!
『シェイクスピア・ソナタ』DVD その男が奏でるのは――― 四大悲劇と一つの悲劇 |
松本幸四郎さんが主催するシアターナインスのプロデュース作品の6作目。
旅廻りを中心にシェイクスピアの四大悲劇を上演している劇団と、
その劇団を長年支援してきた地元のスポンサー的存在の資産家一家。
その劇団が、1年の旅廻りの最後に訪れる場所が、この資産家の家。
この家の広い庭で、四大悲劇を上演するのが、毎年の恒例になっている・・・。
岩松さんの描くセリフが秀逸です。
シェイクスピアの四大悲劇(「ハムレット」「マクベス」「リア王」「オセロー」)の
簡単なあらすじだけでも先に知っておくと、より楽しめるかもしれません。
そのくらい、物語のなかでシェイクスピア作品の役名や、そのセリフに因んだ言葉が飛び交います。
もともと密な人間ドラマを描くことに定評がある岩松さんですが、
この作品でもその実力遺憾なく発揮され、
全ての演出や演技、セリフが綿密に計算されている感があり、圧倒されます。
笑いもありながら、最後は深く考えさせられる、そんな作品です。
■松本幸四郎、高橋克実を始めとする最高のキャスティング!
とにかく、キャスティングがステキです!
松本幸四郎さんの重厚なイメージは、「シェイクスピア役者」と呼ばれる
本作の主人公のイメージにピッタリ。
強さの裏に垣間見える弱さを、とてもうまく見せてくれます。
そして、今回注目の高橋克実さん。
劇団を迎える資産家一族の婿養子兼、一族が経営する会社の副社長という、ちょっと微妙な立場。
幸四郎さんの役とは逆に、非常に柔らかで弱くも見えるのですが、
実はその中に人としての強さや悪さを感じさせ、惹きつけられます。
途中、微妙な関係にある劇団の中堅役者さん(豊原功補さん)と二人きりになる
シーンが何度かあるのですが、そのびみょーな空気感に、思わず笑ってしまいました。
松本さん、高橋さんをはじめ、まさに「実力派」という名に相応しいキャストがズラリ揃った本作。
ちょっとじっくり演劇を楽しみたい、という時にはぜひオススメです!
■シェイクスピア・ソナタをもっと楽しむために
◎シェイクスピアの四大悲劇関連作
「ハムレット」「マクベス」「リア王」「オセロー」&その関連作を見よう!→コチラ
◎シアターナインス関連作 →コチラ
◎三宅弘城さん関連DVD |
幅広い活躍で注目を集める三宅弘城さん。
元体操部であったというその抜群の身体能力を舞台でも存分に発揮、
それでいて、コミカルからシリアスな演技までこなす幅の広さがとても魅力的な役者さんです。
新感線の舞台は、99年の『ドラゴンロック2』を皮切りに「シレンとラギ」で四作目。
全て作品で、その笑いと驚異の体のキレで、目が離せない役を演じられています。
特に「シレンとラギ」では、王様役!三宅さん演じるちょっと特異な王様に注目ですよ!
その三宅さんの出演作ですが、私の一番のお気に入りはコチラです!
『髑髏城の七人〜アオドクロ』DVD |
「髑髏城の七人」といえば、初演の1990年より、7年ごとに再演を繰り返す人気演目。
その都度新たなことに挑戦し、伝説を作り上げてきた舞台です。
この『髑髏城の七人〜アオドクロ』は04年に上演。
主演の市川染五郎さんをはじめとする豪華なキャストに加え、歌や踊りをふんだんに取り入れた、
まさにこれぞ新感線!という豪華絢爛、ファット&ゴージャスな舞台となりました。
同年初頭に上演された『アカドクロ』のシンプル&ソリッドな舞台とはまさに対極となった本作。
一つの演目を、これほどベクトルの違う作品に仕上げ、それを同年に上演してしまうこの試みは、
《ドクロイヤー》とも呼ばれ注目を集めました。
■爆笑!最高の刀鍛冶《かんてつ》誕生!
この『アオドクロ』での、三宅さんの役柄は《謎の刀鍛冶》。
「髑髏城の七人」という作品では、この刀鍛冶が、ある種のキーマンにもなるわけですが、
多くの方が演じられたきた刀鍛冶の中でも、個人的に大好きなのは、
この『アオドクロ』で三宅さんが演じられた《カンテツ》です!
とにかくもう、笑えます。
私は公演、ゲキ×シネ、DVDで観る度にお腹が引きつって苦しくなるくらい笑いました。
なんでしょうね?セリフも良いんですが、細かな動き仕草が、たまらないんです。
これはもう見てもらうしかないんですが、見ているこちらが思わず
「なんでタナカさんなんだよ!」とか、「東横線は関係ない!」とか、
「ウチダさんとかマチダさんとか居らんわ!」とか、わかっているのに
突っ込んでしまうポイントが満載です。
何だか普段は真面目な染五郎さんも、思わずつられて笑ってたりもして。
そんな《カンテツ》ですが、「髑髏城の七人」屈指の名シーン《百人斬り》では
三宅さんの驚くべき身体能力をまざまざと魅せつける、アクロバティックな迫力が満載です!
愛すべきキャラクター《カンテツ》を、ぜひ皆さんにも見て頂きたいです!
■その他の三宅弘城さん出演作
・『轟天BOX』 → 収録されている「ドラゴンロック2・轟天大逆転〜九龍城のマムシ」に、
主人公・轟天(橋下じゅん)のライバル役・サイボーグ鉄腕イワン役として
出演!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
いかがでしたか?
「シレンとラギ」では、まったく異なるタイプの王役を演じられているお二人。
そんなお二人の魅力を、さらに堪能して頂ければ。
さて、“豪華キャスト関連作”のDVDの紹介は次回も続きます。
どうぞお楽しみに!
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