- 2017年01月30日(月)
「足跡姫 時代錯誤冬幽霊」ほか、2月の舞台とあわせて観たいDVD
[カテゴリー]:特集・キャンペーン・企画(今月の観劇に合わせて)

2017年2月の舞台とあわせて観たいDVDリスト! |
[原作] W.シェイクスピア [作] ジェラール・プレスギュルヴィック [潤色・演出] 小池修一郎
[出演] 古川雄大 大野拓朗(Wキャスト) / 生田絵梨花 木下晴香(Wキャスト) / 大貫勇輔 宮尾俊太郎(Wキャスト)
香寿たつき シルビア・グラブ 坂元健児 阿部裕 秋園美緒 川久保拓司 岸祐二 岡幸二郎
愛か死か。失われた世界に燃え上がるひとすじの恋
蜷川幸雄×藤原竜也×鈴木杏 シェイクスピア純愛悲劇の最高傑作。
「ロミオとジュリエット」の話は、若者の暴走というカンジであまり好きではなかったのですが、
藤原竜也・鈴木 杏という実年齢に近いキャストを得たこの作品を観て、初めてロミオとジュリエットの気持ちがよく分かり、ものすごく感動しました!
とにかくこのフレッシュな二人の純愛物語は説得力があります。二人とも本当にキュートです!
愛情があふれて感極まる様子などは忘れていた 気持ちを思い出させてくれること間違いなしですよ!
初舞台・初主演!佐藤健が駆け抜ける、青春の光と影…
石原さとみの瞳に映る、恋の輝きと愛のすべて…
誰もが涙をながさずにいられない、史上最も美しく切ない『ロミオ&ジュリエット』
これが初舞台・初主演とは思えない、佐藤健さんの初々しくも情熱的で切ないロミオと、若手実力派女優として注目を集める石原さとみさんの、ピュアで聡明で輝きに満ちたジュリエット。
このまさに「はまり役」と言って良い二人が作り出す深い愛の物語に、思わずうっとりとしてしまいます。
[作・演出] 渡辺えり
[出演] 木野花 久野綾希子 桑原裕子 土屋良太 広岡由里子 鷲尾真知子 渡辺えり(50音順)
えっ!?台詞が出てこない…。
若い頃、東北地方の劇団に所属していた役者たちがかつての約束通り同じシェアハウスで暮らすようになった。
昔上演するはずだった作品の稽古を始めた彼女らに予期せぬ事件が!!
木野花さんが女優として参加した、“劇団、本谷有希子”の舞台。
木野さんの役は、ちょっとぶっ飛んだ義理の母役。
この作品には、色んな女性が6人出ているのですが、中でも木野さんは
その存在感で異彩を放っています
[作・演出] 野田秀樹
[出演] 宮沢りえ 妻夫木聡 古田新太 佐藤隆太 鈴木杏 池谷のぶえ 中村扇雀 野田秀樹
野田秀樹さんが突き付けてくるテーマは、観る人によって、捉え方も感じ方も異なります。
何を受け取るかも自由であることは、演劇の醍醐味。
時代とともに生きる舞台人・野田秀樹さんの世界を体感してみてください。
[原作] 東野圭吾 [脚本] 高橋知伽江 [演出] 藤田俊太郎
[出演] 柳下大 太田基裕 吉原光夫 藤田玲 加藤良輔 ほか *一部Wキャスト
人殺しの弟を世間は許さない
日本のオリジナル作品、ミュージカル『手紙』。
今回の2017年版は再演ではなく再挑戦です!
劇団☆新感線の座付き作家であり、数々の脚本を手掛ける中島かずきが描いた本作は、かずきさんならではの作風で、今までに観たことのない“真田十勇士”に仕上がっています。
ラストにあっと驚く仕掛けが潜んでますが、それは観てのお楽しみ!
そして本作では、殺陣のシーンも満載なのが見所のひとつですが、特に、柳下大さん演じる猿飛佐助をはじめとした十勇士の殺陣のシーンは圧巻!
傾斜のついた舞台を生かした、忍者ならではの殺陣だけでも一見の価値ありです!
また若いキャストの方々も素晴らしく、町娘とくノ一を見事に演じ分けた倉科カナさんや、見事な運動神経と表現力で猿飛佐助を演じた柳下大さんなどの若手の方々の役どころも必見です。
[作・演出] 永井愛
[出演] 田中哲司 若村麻由美 江口のりこ 大窪人衛 木場勝己
報道現場を通して日本の「今」を描く永井愛の新作
――人気報道番組の放送時間まであと数時間
ある”懸念”をきっかけに現場は対応に追われ始める
決定権を握るのは……空気?
橋本じゅんさん演じる、純粋でバカで一途で愛らしいオセロと、石原さとみさん演じるモナがキュートさ全開で微笑ましい(!?)前半から一転、ミミナシの陰謀と策略で陥れられてゆく二人に切な過ぎて、結末はわかっているハズなのに涙してしまう『港町純情オセロ』。
ミミナシ演じる田中哲司さんの演技の幅の広さに圧倒されてこと間違いなしです。
[作・演出] G2
[出演] 坂本昌行 長野博 井ノ原快彦
ボクらはこの惑星で、永遠を奏でる
人は幾つになっても惑わずにはいられない
取り戻したいのは過去か、それとも未來なのか ――
閉じた心の扉を開くのは懐かしく切ないメロディ
19世紀、イングランド北部ヨークシャーの荒野に建つ「嵐が丘」という名の屋敷を舞台に、繰り広げられる愛と憎しみの物語をG2脚本・演出により舞台化。
1847年の初版本出版依頼、時代を超えて読み継がれてきた名作を手掛けた本書を原作から読み直し、「“手に入り難い”ものをひたすら求め、もがき、あがき、到達しようとするエネルギーに圧倒された」というG2は、原作のせりふの骨太な良さを活かすため、でき得る限り原作のせりふのまま抜粋翻訳して再構成し、新たな脚本を作りあげたそう。
堀北真希×山本耕史×G2が贈る、不滅の愛をご堪能下さい。
[原案・原作] 咲乃月音 [劇作・脚本] 赤澤ムック [演出] 西川信廣
[出演] 佐藤アツヒロ 熊谷真実 荘田由紀 溝口琢矢 宮澤寿 島田順司 正司花江
大阪の下町を舞台に、忘れかけた人情を、笑いと涙でお届けします。
桜色の春に!
輪剣(佐藤アツヒロさん)の真っ直ぐな性格にドキドキします。
金令女(奥菜恵さん)の可愛らしさにドキドキします。
揺光(古田新太)の大人の色気にドキドキします。
でも、一番ドキドキするのは、本当にこんな弱い七人で大丈夫なのかと、心配しているときです。
だけれども、その七人が格好良く見える瞬間に、あまりの格好良さに胸が張り裂けそうになりました。
気が付けば、拳を握り締めて観ていました。がんばれっ!負けるなっ!
[作・演出] ケラリーノ・サンドロヴィッチ
[出演] 井上芳雄 小池栄子 瀬戸康史 松岡茉優 山西惇 犬山イヌコ 山内圭哉 近藤公園 趣里 緒川たまき 山崎一 高橋惠子 生瀬勝久
東京オリンピックに翻弄される人々を通して、
東京と昭和を照射するKERA待望の新作書き下ろし!
『祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜KERAバージョン』DVD
2012年に“21世紀最大の演出バトル”と題して、KERAさんと蜷川幸雄さんそれぞれの演出で上演された本作。
同じ脚本(脚本はどちらもKERAさん)なのに、演出によりここまで作品のイメージが変わるのか!と、とても話題になった作品です。
残念ながら蜷川さんバージョンは映像化されていないのですが、もしどちらのバージョンも見たことが無いという方は、この機会にぜひご覧頂くことをオススメします。
「演劇って面白いな!」と思える要素が沢山詰まっている作品です。
[原作] 江戸川乱歩 [作・演出] 倉持裕
[出演] 黒木華 片桐はいり 水田航生 川口覚 粕谷吉洋 千葉雅子 寺十吾 梶原善
倉持裕 新作のモチーフは江戸川乱歩の短編小説!
個性が光る俳優陣が集結し、倉持×乱歩の迷宮世界を舞台に立ち上げる!
人気劇団ペンギンプルペイルズの主宰で劇作家・演出家の倉持裕さんが「オズの魔法使い」をオマージュし書き下ろした作品。
倉持裕作品らしくシニカルな内容と台詞回しがタップリで、終始笑いを誘われます。
かわいいマッツを長澤まさみさん!ドSっぷりが冴え渡った熱演に目が離せません。
脱獄犯3人を演じる塚地武雅さん(ドランクドラゴン)、高橋一生さん、片桐仁さん(ラーメンズ)のズッコケ三人組のやり取りが素晴らしく笑いの見せ場は卓越したものがあります。
もちろん、長澤まさみさんとお三方の絡みも秀逸。
銀粉蝶の緩急付いた一人二役が巧みです!
個性強い登場人物の面々と奇想天外なストーリーの展開は、癖になるかもしれません。
[作・演出] 根本宗子
[出演] 高田聖子 猫背椿 新谷真弓 新垣里沙 小沢道成 根本宗子
見返りを求める女達と現実以上の現実を見る少女のお話――
『ファンファーレサーカス』
月刊「根本宗子」主宰の劇作家・演出家・俳優の根本宗子が、劇団活動とは別に、ちょっと背伸びして大人とたくらむ演劇企画。
=ねもしゅー企画 vol.2として上演された本作。趣里さん主演で話題にもなりました。
公演グッズは、本公演の宣伝アートディレクションを務めた、ごとうゆりかさんイラストでとってもキュート。
今勢いのある根本さんを気になる方は是非チェックしてみて下さい!
[原案] こどもたち
[つくってでる人] 岩井秀人 森山未來 前野健太
[そもそもこんな企画どうだろうと思った人] 野田秀樹
予測不能な子供の閃きを元に、岩井秀人・森山未來・前野健太をはじめとする大人達が、右往左往しながら演劇作品に仕上げる、それが「コドモ発射プロジェクト」です。
野田秀樹の「子供の書いた台本をよってたかって演劇にすることはできないだろうか?」というアイディアから始まりました。
「ことば好き」の岩井、「からだ好き」の森山、「うた好き」の前野が集まり、 大人が描こうとしても描けない、子供が思い描く世界」を立ち上げ、 大人も子供も楽しめる上質な舞台を目指します。
タイトルの「なむはむだはむ」は、ワークショップ中に子供達が生み出した、死者を弔うための言葉です。
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの荒木飛呂彦さんの短編漫画が原作。
洗練された美術と衝撃的な音楽の中で、ほぼ無言で繰り広げられる森山さんはじめとする出演者の方々の圧倒的パフォーマンスが観る者を惹きつけて止みません。
ある意味「表現」というものへの挑戦ともいえます。
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