- 2013年01月31日(木)
今月の観劇に合わせてオススメDVD〜2月編
[カテゴリー]:特集・キャンペーン・企画(今月の観劇に合わせて)
※ご注意とお詫び・・・
本コーナーでご紹介する公演は、イーオシバイスタッフが独断と思い込みで選ばせて頂いております。
また紹介する公演は関東圏を中心としたものになります。申し訳ございません!
なお複数都市で上演される作品に関しては、初日を迎える月にご紹介させて頂くつもりです。
前月分を読む / ごあいさつ(初回更新の中で)
2月の観劇リストとオススメDVD! |
『テイキングサイド〜ヒトラーに翻弄された指揮者が裁かれる日〜』 |
02/01(金)〜02/11(月・祝) | 東京: | 天王洲 銀河劇場 |
02/16(土) | 愛知: | 名鉄メーテレ |
02/19(火) | 静岡: | 浜松市教育文化会館 |
02/23(土) | 大阪: | 梅田芸術劇場 シアタードラマシティ |
02/26(火) | 広島: | アステールプラザ 大ホール |
英雄か?戦犯か?正義なのか?悪なのか?
政治家に翻弄されたドイツ最高の指揮者、フルトヴェングラーの苦悩を描く
ロナウド・ハーウッドの傑作戯曲を舞台化!
20世紀を代表するドイツの伝説的指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラーを題材にした法廷劇。
フルトヴェングラーは、1940年代・ナチスが台頭するドイツに留まり、
音楽の伝統を守るべく活躍をしていた。
ヒトラーの寵愛を受け、それに抵抗しながらも協力していき、
ヨーロッパ最高の指揮者と称されるが、戦後に戦犯扱いとなり裁判にかけられる…。
そんな悲運を描いた、ロナルド・ハーウッドの傑作戯曲が、豪華キャストで舞台化です。
世界的巨匠フルトヴェングラーを演じるのは平幹二朗さん。
ナチスを憎悪し、フルトヴェングラーを追い詰める米軍少佐・アーノルドを演じるのは筧利夫さん。
実力派のお二人が対立する法廷劇は、大変見応えのある舞台になりそうですね。
作: | ロナウド・ハーウッド |
演出: | 行定 勲 |
出演: | 筧 利夫 福田沙紀 小島 聖 小林隆 鈴木亮平 平幹二朗 |
『第三舞台 VINTAGE BOX』DVD
筧利夫さんの出演作として紹介したいのが、第三舞台の『朝日のような夕日をつれて』。
まさに「一世を風靡した」と言うに相応しい圧倒的な人気を誇り、
今尚演劇界において、多大な影響を残している第三舞台ですが、
この『朝日のような夕日をつれて』は、その代表作の一つと言って過言ではありません。
シンプルな舞台の上に、スーツ姿の男が5人。
コロコロと変わる役割、洪水のような怒涛のセリフと、時代を先取りしたその世界。
「第三舞台は見たことが無い」という方にこそ、ぜひ見て頂きたい作品です。
本作は全部で7本収録されているDVD BOXに収録。
筧さんはそのうち4本に出演されています。
色んな筧さんを楽しめるBOXなので、オススメです!
『ホロヴィッツとの対話』Dialogue with Mr.Horowitz |
パルコ・プロデュース公演 パルコ劇場40周年企画第一弾
02/09(土)〜03/10(日) | 東京: | パルコ劇場 |
03/13(水)〜03/13(日) | 大阪: | イオン化粧品 シアターBRAVA! |
神に選ばれた天才と神に雇われた職人
三谷幸喜が二人の男、ふたつの家族を通して芸術そのものの会話に迫る
三谷幸喜が「コンフィダント・絆」(2007)「国民の映画」(2011)に続く
海外芸術家シリーズの新作として選んだのは、
三谷幸喜のライフワークともいえる光の中を生きる表舞台の人と
その光を支えるバックステージの人のドラマ。
半世紀の間、伝説的ピアニスト達の専属調律師として活躍したフランツ・モア。
そのピアニストの一人、ウラディミール・ホロヴィッツは20世紀最大のピアニスト。
その二人を中心とするある一夜の会話を中心に展開するそうです。
出演者には、渡辺謙さんが調律師のモアを、
そのモアの妻、エリザベスを和久井映見さん、
段田安則さんが天才ピアニスト・ホロヴィッツを、
その妻ワンダには高泉淳子さんというベ豪華キャスト。
渡辺謙さんは28年ぶりにパルコ劇場の舞台に立つそうですね。
他にも三谷作品初登場の高泉淳子さん、初舞台を踏む和久井映見さんという
話題性たっぷりの舞台です!
三谷幸喜が二人の男、ふたつの家族を通して芸術そのものの会話に迫る
三谷幸喜が「コンフィダント・絆」(2007)「国民の映画」(2011)に続く
海外芸術家シリーズの新作として選んだのは、
三谷幸喜のライフワークともいえる光の中を生きる表舞台の人と
その光を支えるバックステージの人のドラマ。
半世紀の間、伝説的ピアニスト達の専属調律師として活躍したフランツ・モア。
そのピアニストの一人、ウラディミール・ホロヴィッツは20世紀最大のピアニスト。
その二人を中心とするある一夜の会話を中心に展開するそうです。
出演者には、渡辺謙さんが調律師のモアを、
そのモアの妻、エリザベスを和久井映見さん、
段田安則さんが天才ピアニスト・ホロヴィッツを、
その妻ワンダには高泉淳子さんというベ豪華キャスト。
渡辺謙さんは28年ぶりにパルコ劇場の舞台に立つそうですね。
他にも三谷作品初登場の高泉淳子さん、初舞台を踏む和久井映見さんという
話題性たっぷりの舞台です!
作・演出: | 三谷幸喜 |
出演: | 渡辺謙 段田安則 和久井映見 高泉淳子 |
音楽・演奏: | 荻野清子 |
『国民の映画』DVD
三谷幸喜さん演出のこの作品。
舞台は1940年代のベルリン。
主人公であるナチスの宣伝省大臣ゲッベルスを演じた小日向文世さんをはじめ、
白井晃さん、段田安則さんら、三谷作品ではお馴染みの方々がご出演。
今回はその中でも段田安則さんに着目。
招かれもしないのにゲッペルスの家にいりびたる親衛隊隊長のヒムラーを演じてらっしゃいます。
まるでスネ夫の様な、ボスキャラに隠れてヤイヤイ言う子分っぽいキャラクターが
妙にハマっていて思わず笑ってしまうシーンもしばしば。
ところが、終盤に一変し冷血さが前面にでて冷徹なキャラクターに。
何気なく感じる怖さ、その豹変振りに釘付けになってしまいます。
骨太ながらもコミカルなエッセンスを忘れない三谷流ストーリーに
個性豊かな面々のこの作品は、むずかしいテーマながらも最後まで目が離せない傑作です。
『ロックオペラ・モーツァルト』 |
02/11(月・祝)〜02/17(日) | 東京: | 東急シアターオーブ |
02/22(金)〜02/24(日) | 大阪: | 梅田芸術劇場 メインホール |
どこにでもいる若者、その一喜一憂の姿。しかし、類い希な才能を背負った運命。
そして、そのすべてを羨んだ、もう一人の男。
モーツァルトとサリエリ、その光と影を描き、
2009年9月パリで初演のフランスを熱狂させた衝撃のロックオペラが日本初上陸!
主演のモーツァルトと宿敵サリエリには、山本耕史さんと中川晃教さんが交代で演じ、
全公演に出演されるとのこと。
まるで光と影とも言える両極端な二役を演じ分けるお二人の熱演に期待ですね!
共演陣も豪華!
モーツァルトを一途に愛する妻コンスタンツェに秋元才加(AKB48)さん、
そしてモーツァルトの父レオポルトを、本作が初舞台となる高橋ジョージさんが演じます。
現在のブロードウェイで一番人気のミュージカル「スパイダーマン」をヒットに導いた
奇才フィリップ・マッキンリーが演出という話題性も高い舞台だけに期待大ですね。
演出: | フィリップ・マッキンリー |
上演台本: | 吉川 徹 |
音楽監督: | 前嶋康明 |
振付: | TETSUHARU(増田哲治) |
出演: | 山本耕史 中川晃教 秋元才加 鶴見辰吾 キムラ緑子 高橋ジョージ 他 |
『SHIROH』DVD
SHINKANSEN☆RX ROCK MUSICAL『SHIROH 』は、
劇団☆新感線が初の「本格ロックミュージカル」に挑んだ作品。2004年上演。
「天の御子」と称されながら奇跡を起こす力を失ってしまった益田四郎時貞(上川隆也さん)と、
人の心を操る歌声をもったバテレンの子・シロー(中川晃教さん)。
江戸時代、島原と天草の2人の“SHIROH”が出会うことによって
物語は大きく動き出すというストーリー。
上川隆也さん、秋山奈津子さんはじめ豪華キャストの演技に酔いしれている間もなく、
まさに「神の声」という表現がぴったりの 中川晃教さんの歌の力に圧倒されます。
今もお若いんですが、当時この若さでこの歌唱力!驚愕です!
荒削りな作品ながら、強く心を動かされる作品。
現在もなお、イーオシバイでも非常に人気が高い作品でもあります。
未見の方、この機会にぜひチェックしてみて下さい!
岡田利規×Pig Iron Theatre Company『ZERO COAST HOUSE』 |
02/11(月・祝)〜02/13(水) | 神奈川: | 神奈川芸術劇場 大スタジオ |
岡田利規の「自伝」が演劇に!?
初の海外カンパニーとのコラボレーション作品が
TPAMディレクションPlus参加作品として、日本初上陸します。
チェルフィッチュ主宰・岡田利規さんが脚本を務めた、初の国際的コラボレーション作品。
森での暮らしや自然の素晴らしさを新鮮な感覚で綴った
19世紀アメリカの作家ヘンリー・デイビッド・ソローと、
「建てない建築家」として現在注目を集める坂口恭平氏の思想をモチーフに、
震災を経て変化した岡田さん自身の視線を通して「生活のあり方」を自伝仕立てで
問いかけるという意欲作とのこと。
岸田戯曲賞や大江健三郎賞を受賞している奇才・岡田利規さんの脚本に
アメリカの前衛パフォーマンス集団・Pig Iron Theatre Companyが参加。
どんな世界感になるんでしょうか?楽しみなコラボになりそうですね。
演出: | ダン・ローセンバーグ |
脚本: | 岡田利規 |
翻訳: | アヤ・オガワ |
出演: | メアリー・マックール アイーシャ・ヌガウジャ ジェイムズ・サッグ アレックス・トーラ ディト・ヴァン・ライガーズバーグ |
『三月の5日間』DVD
アメリカがイラクへの空爆を開始した、2003年3月20日前後の東京が舞台。
六本木のライブハウスで出会った男女が、そのまま渋谷のラブホテルへ行き、
そこで五日間を過ごすことから始まる……。
台詞まわしが淡々として現実的じゃないのに、妙にリアリティがあり、
そのあまりの「斬新さ」が、演劇界を飛び越えて多くの反響を呼んだ話題作。
「演劇」という枠を超えた、ある種の新しいアートだと思える程、
異空間に陥ったような奇妙な感覚へと、見る者を誘います。
せひ新感覚の演劇を体験してみて下さい。
番外編
音楽劇『BONE SONGS』 |
02/15(金)〜03/03(日) | 東京: | 東京芸術劇場 シアターイースト(小ホール1) |
02/15(金)〜03/18(月) | 大阪: | 大阪ABCホール |
03/22(金)〜03/24(日) | 福岡: | 福岡西鉄ホール |
生きる者は大勢の死者でできているのかも知れない。
では、骨のとなりで私を歩かせていたのは誰だろう?
路上パフォーマンスや、ライブハウス、そしてもちろん劇場と、
様々な場所で活動を続けてきた劇団鹿殺し。
その代表作の一つ「赤とうがらし帝国」のセリフリメイク作品として生まれたのが本作。
一人の女性と彼女の人生の骨を作りあげた5人の男たちの人生が、
役者の身体性、そしてオリジナル音楽の強さを武器に縦横無尽に表現されていく・・
ゲストに姜暢雄さん、カムカムミニキーナの松村武さんらを迎え、見どころもたっぷり。
演劇の力強さ、そして自由さ、身軽さを余すところなく見せ付けるであろう本作に期待です!
更に作品の魅力を知りたい方はエントレNEWSをチェック
『BONE SONGS』のPV
作: | 丸尾丸一郎 |
演出: | 菜月チョビ |
音楽: | 入交星士/オレノグラフィティ |
出演: | 菜月チョビ 丸尾丸一郎 オレノグラフィティ 山岸門人 橘輝 傳田うに 円山チカ 坂本けこ美 山口加菜 水野伽奈子 鷺沼恵美子 浅野康之 峰ゆとり 近藤茶(以上、劇団鹿殺し) 姜暢雄 森貞文則 谷山知宏(花組芝居) 松村武(カムカムミニキーナ) |
【動画】劇団鹿殺し『電車は血で走る』
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